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福井県のアカデミア発スタートアップ創出に向けた産官学金共創イベント
TeSH主催 “FUKUI Interdisciplinary Fes. 2025” を開催

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開催日時: 2025年8月25日(月) 13:00-17:00 交流会17:00-18:00
開催場所: ホテルフジタ福井 天山の間(3F)
主催: Tech Startup HOKURIKU(TeSH)、福井大学、福井県立大学、福井工業大学、福井工業高等専門学校

TeSHは、JSTの大学発新産業創出基金事業「スタートアップ・エコシステム共創プログラム」に全国9つのプラットフォームの一つとして2024年2月に採択されました。北陸のアカデミア発スタートップを質量とも格段に向上させることがTeSHのミッションであり、開始して1年半を迎え、北陸各県の行政、スタートアップ支援団体、地場企業、金融機関、アルムナイを巻き込んだ産官学金連携をより地域に根差して深堀りする施策に着手しました。その第一弾の取り組みが、FUKUI Interdisciplinary Fes. 2025(FIF2025)です。

来場者は、民間企業33名、県・自治体関係16名、金融・VC等18名、学校関係者77名、メディア・その他10名の、総数154名となりました。
冒頭、3大学、1高専の学長・校長の挨拶、TeSHプログラム代表によるFIF2025の主旨説明のあと、福井を代表する3名の新進気鋭のアルムナイスタートアップの経営者に、創業に至る経緯とビジネスの概要について話をしていただきました。

  • 福井高専アルムナイの(株)jig.jp福野社長は、今年から鯖江の若き起業家に活動資金を支援、一日1創(アプリ)で15年が経ち、もうすぐ5,000アプリに到達とのことでした。
  • 福井工業大学アルムナイの(株)ALL CONNECT岩井社長は、会場のホテルフジタ福井のアルバイトの就業管理システムが最初の事業だったとのエピソードを披露しました。
  • 福井大学アルムナイの(株)ナチュラルスタイル松田社長は、農家であった実家の田んぼを借りて、無農薬の実態把握から始まった“農耕ロボット事業”の開発経緯を紹介しました。

後半では、協力機関であるふくい産業支援センター、情報通信研究機構(NICT)、ふくいキャピタルパートナーズの活動紹介のあと、3大学・1高専のプログラム共同代表によるスタートアップ創出支援の取り組み、ならびにTeSHギャップファンドに採択された中から福井大学藤田教授、福井県立大学田原教授、福井高専小越教授の成果が紹介されました。
そして、最後のセッションは、3大学・1高専が推薦する5つのシーズ、合計20件の3分間ピッチです。20人の発表者は、いずれも今後ギャップファンドに応募する候補者たちで、初の3分間ピッチへの挑戦にもかかわらず、時間内でわかりやすく、かつ熱意を持ってプレゼンをしてくれました。
FIF2025終了後に、17時から開催された交流会で、ピッチ20件の中で特に優秀な6名が表彰されました。表彰状は、福井工業大学掛下学長、福井工業高等専門学校長谷川校長から授与されました。

推薦者
福井大学 青柳先生 北陸経済連合会
福井県立大学 日竎先生 ふくいキャピタルパートナーズ
福井県立大学 風間先生 福井県産業労働部経営改革課
福井高専 堀井先生 (株)jig.jp、(株)ナチュラルスタイル
福井高専 野元先生 情報通信研究機構(NICT)
福井高専 辻野先生 ふくい産業支援センター

閉会に当たり、TeSHプログラム共同代表のJAIST中田准教授は、「TeSHとして初の取り組みであるFIF2025は、主催する3大学・1高専のスタッフの尽力により、150名を越える産官学金の来場者のもと、多くの成果が得られました。9月26日には、富山県にてTOYAMA Interdisciplinary Fes. 2025(TIF2025)を開催します。」と締めくくりました。

TeSHでは、地域プラットフォームとしての強みを発揮するために、引き続き北陸3県持ち回りの産官学金共創イベントの開催を継続していく予定です。

学長・校長挨拶の様子 
会場の様子
アルムナイスタートアップの講演の様子