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CIC Tokyo Thursday Gathering 北陸のアカデミア発グローバルスタートアップ創出に向けて ~ライフサイエンス編②~

TeSH(Tech Startup HOKURIKU)は、大学・高専から生まれたライフサイエンス分野の研究成果をもとに、世界へと羽ばたくスタートアップ創出を支援するイベントを、東京・虎ノ門ヒルズの「CIC Tokyo」にて開催しました。現地とオンラインのハイブリッド形式で行われ、起業支援者やベンチャーキャピタル(VC)、大学関係者など総勢80名ほどが参加し、熱気に包まれたイベントとなりました。

イベント概要

日時:2025年11月27日(木) 18:00~19:15(イベント後ネットワーキング)
会場:CIC Tokyo(東京都港区 虎ノ門ヒルズビジネスタワー15F)
形式:ハイブリッド実施(現地+オンライン)

TeSHの取組および有望シーズの紹介

冒頭では、金沢大学先端科学・社会共創推進機構の佐々木 淑貴特任准教授がTeSHの概要を説明し、TeSH GAPファンドプログラムに採択された有望なシーズの紹介を行いました。

金沢大学 先端科学・社会共創推進機構 特任准教授
佐々木 淑貴
研究者2名によるプレゼンテーション

研究内容の発表では、TeSH GAPファンドプログラムステップ2の採択を受けた2名の研究者が登壇しました。

山本 誠士 氏
(富山大学 学術研究部医学系 准教授)
小児慢性特定疾病「嚢胞性リンパ管腫」の治療抗体開発を推進する創薬スタートアップの設立
→ 小児慢性特定疾病「嚢胞性リンパ管腫」の治療抗体開発を推進する創薬スタートアップの設立 研究内容(PDF)
華山 力成 氏
(金沢大学 ナノ生命科学研究所 教授)
高品質エクソソーム製剤の大量製造・品質管理技術の確立
→ 高品質エクソソーム製剤の大量製造・品質管理技術の確立 研究内容(PDF)

どちらの研究者からも、起業に向けた具体的な計画やその課題が示され、会場からは高い関心が寄せられました。

支援者・投資家も交えたパネルディスカッション

イベントの後半には、研究者に加え、スタートアップ支援者や投資家が参加したパネルディスカッションが行われました。CIC Instituteディレクターの加々美 綾乃 氏にモデレーターを務めていただき、CIC Instituteディレクターでスタートアップエコシステム協会の副代表理事でもある名倉 勝氏、株式会社慶應イノベーション・イニシアティブの鈴木 利洋 氏にパネリストとして参加していただきました。
ディスカッションでは、「ライフサイエンス・スタートアップの国際展開戦略」というテーマに、グローバル市場での可能性、現在直面している課題、地域への貢献などについて意見交換を行いました。

左から、モデレーターの加々美 綾乃氏、パネリストの名倉 勝氏、鈴木 利洋氏
スタートアップを設立する意義と地域への還元について、熱く語る場面(華山 力成氏)
TeSH Demo Tableの設置

今回は、新たにネットワーキング促進を目的としてDemo Tableを設置し、採択シーズの紹介やTeSHの概要紹介を通じて研究者およびPF関係者と参加者間の交流を図りました。

ネットワーキング

イベント後のネットワーキングでは、研究者と参加者の間で名刺交換が活発に行われ、次の連携に向けた動きがすでに始まりつつあることが感じられました。
TeSHは、今後も北陸発のディープテック領域のスタートアップ創出を推進します。