NEWS

新着情報

開催報告

北陸のアカデミア発グローバルスタートアップ創出に向けて〜ライフサイエンス編〜

TeSH(Tech Startup HOKURIKU)は、北陸地域の大学・高専から生まれたライフサイエンス分野の最先端研究成果を世界へ羽ばたくスタートアップとして社会実装することを目指し、東京・日本橋ライフサイエンスビルにてイベントを開催しました。

当日は、GAPファンドプログラム『ステップ2』に採択された研究者をはじめ、首都圏やグローバルで活躍するスタートアップ支援者、キャピタリストなど総勢50名ほどが参加し、北陸と首都圏、そして世界をつなぐライフサイエンス・エコシステムの形成に向けて、多角的な視点から熱い議論が交わされました。

イベント概要

日時: 2026年6月25日(木)18:00~20:15
会場: 日本橋ライフサイエンスビルディング(第一部:9F / 第二部:10F)
主催: TeSH事務局(金沢大学・北陸先端科学技術大学院大学(JAIST))
協力: 一般社団法人LINK-J

開会挨拶

冒頭では、金沢大学 先端科学・社会共創推進機構の安川 直樹教授が登壇し、開会の挨拶とともにTeSHの目指す北陸発グローバルスタートアップ創出への期待と本イベントの意義について語りました。

研究者3名によるプレゼンテーション

続く研究内容の発表では、TeSHのGAPファンドプログラム『ステップ2』に採択され、社会実装の最前線に立つ3名の研究者が登壇。それぞれの革新的な技術と事業化へのビジョンを限られた時間の中で力強くピッチしました。

栗澤 元一 氏
(北陸先端科学技術大学院大学 副学長 先端科学技術研究科長 教授)
「点眼によって後眼部疾患を治療する革新的ナノ粒子の事業化」
谷口 博昭 氏
(金沢大学 医薬保健学総合研究科 医学専攻 教授 / がん進展制御研究所 / 附属病院)
「AYA世代に届けたい、革新的核酸創薬」
八田 稔久 氏
(金沢医科大学 医学部 解剖学 教授)
「非臨床骨格評価の高速化・省力化を実現する解析プラットフォームの開発」

医療・創薬の未来を大きく変える可能性を秘めた技術の紹介に、参加した方から高い関心が寄せられました。

支援者も交えたパネルディスカッション

第一部の後半では、金沢大学 先端科学・社会共創推進機構の大山 真吾特任准教授がモデレーターを務め、登壇した3名の研究者に加え、コメンテーターとして以下の3名を迎えたパネルディスカッションが行われました。

  • 栗田 秀臣 氏(株式会社ケイエスピー インキュベーションマネージャー)
  • 谷 匡治 氏(シコニア・バイオベンチャーズ株式会社 COO兼CBO)
  • 髙道 郁人 氏(株式会社ビジョンインキュベイト アカデミアマネージャー)

ディスカッションでは、「北陸から世界へ羽ばたくライフサイエンススタートアップの創出と育成」を大きなテーマに、以下のような具体的な論点について意見が交わされました。

  • 研究課題の申請時に特に意識したこと・突破口となったポイント
  • 事業化を加速させるために「今本当に必要な人材」とその探索アプローチ
  • ライフサイエンス領域において、グローバル展開を見据えるために必要なこと

アカデミア(研究者)の視点と、支援者の視点が交差する、非常に実践的で熱量の高いセッションとなりました。

ネットワーキング

第二部では会場を10Fへと移し、ネットワーキングが開催されました。登壇した研究者、コメンテーターを囲み、ライフサイエンス領域での事業展開に関心のある企業やベンチャーキャピタル、金融機関、支援機関の参加者との間で、名刺交換や情報交換が活発に行われました。地域を越えた新たな協業やアライアンスの芽生えを感じさせる、有意義な時間となりました。
TeSHは、今後も北陸地域の優れた研究シーズと首都圏・グローバル市場をつなぎ、ディープテック・ライフサイエンス領域におけるスタートアップ創出とエコシステムの強化を推進してまいります。